長崎でのメサイア、無事終演しまして東京へ戻ってきました。行きの飛行機は強風でまさかの欠航。急遽福岡へ飛んで電車で長崎入り、浦上天主堂へ到着できたのは夕方近くになってからでした。その日はオルガンの音ぎめやチェンバロの置き場所を色々試しながら決めることしかできませんでした。当日は朝10時半から通しながらのリハーサル。あっという間に本番♪という感じでした。演奏の前に活水女子大学の名誉教授でいらっしゃる加納先生が、「自分を愛するように他人を愛することが出来れば…」というお話しをされていたのが印象的でした。かつての浦上天守堂の真上に原爆が落とされたこと、そして今の情勢を重ねるとより平和を願わずにはいられないです。
特にメサイアの3部では、イースターの季節にこの場所でこの音楽が奏でられて良かったと心から思いました。