ブリテン戦争レクイエム

ブリテン《戦争レクイエム》の演奏会でした♪昔から興味のあった作品で楽譜は持っていました。歌わせて頂ける日がくるとは…⁉︎内容として重い作品ですが、歌っていてなんとも言えない幸福感がありました。この作品はレクイエムのラテン語の典礼文に戦争詩人のオーウェンの英詩9篇が組み込まれている構成で、大編成のオケを伴う混声合唱と児童合唱、ソプラノソロがレクイエムのラテン語を歌い、その合間を縫って室内楽オケとテノールソロとバリトンソロが英語のオーウェンの歌詞を歌唱するという複線的な作りになっています。Libera meでは死後の世界で自分を殺した敵兵士に遭遇するという場面が描かれ、「さあ、我々も眠ろうよ」と和解の後に天国へ召されて行くのですが、テノールソロとバリトンソロはオケ前、ソプラノソロは中央オケ後ろという配置だったので2人の兵士のやり取りを後ろから見守る天使の心持ちでIn paradisumでは天国へ誘いました。
気持ちを合わせて音楽を奏でている時間、空間、私たちの中には平安が訪れていると思います。聴いてくださった方々の中にも何か心に灯るものがあれば幸いですし、そしてそんな小さな輪が少しずつでも広がって行けば平和な世の中が訪れるのでないか…と思います。音楽家として私が出来ることは本当に小さなことですが、切にそう願っています。